税理士と公認会計士どちらに依頼するべき?

お疲れ様です。士業専門Facebook集客コンサルタントの滝澤宗之です。

タイトルの件ですが、一般のクライアントさんは違いを分かっていません。

そこで、あらためて、違いをまとめてみました。

税理士も公認会計士もどちらも日本の国家資格であり、
それぞれ独占業務があります。

どちらも会社の会計を見るという点では同じです。

ではどんなところが違うのか?

まずは、税理士の職業についてみていきたいと思います。

税理士の業務とは?

税理士の主な業務内容は、
・税務代理
・税務書類の作成
・税務相談
これらが税理士の独占業務となります。

そのほか、個人や個人事業主や会社に関わる税務に関する仕事を代理して行っています。
税理士は、企業の作成した決算書をもとに、税金の申告書の作成節税などの税に対する
アドバイスなども行います。

次に、公認会計士についてです。

公認会計士の業務とは?

公認会計士の主な業務は監査業務です。
・企業が会計基準や金融商品取引法・会社法などの関連法に
違反していないかをチェックすること
・財務諸表監査

がの独占的業務となっています。

また公認会計士は、一定の条件を満たしていれば税理士としての登録も可能です。
税理士登録をして税務業務を行う公認会計士もいます。

ここまで概要をまとめきたので、違いについてみていきましょう。

税理士と公認会計士の違い

シンプルに言うと、
税理士=税務の専門家です。
公認会計士=監査の専門家です。

監査とは、簡単に言うと、企業の会計報告が正しいかどうか
のチェックをすることです。

監査についてはまた別の機会にお話ししたいと思います。

どちらに依頼するべき?:
税金関係の申告・申請・相談だけでよいなら、税理士の仕事となります。
しかし、税金関係だけでなく、監査までして欲しいなら、
公認会計士に依頼するのが良い。

となります。

結局、税理士と公認会計士どちらに依頼すべき?

会計監査が必要な会社は全体から見ると多くなく、
中小企業は、会計監査のために公認会計士の方に依頼することは
あまり考える必要がないといえます。

主観ですが、

税理士事務所は税金関係により強く、
会計士は業務フローの改善を得意とする傾向があると思います。

とはいえ、どちらも税理士登録ができ、
それを済ませていれば会社の税務申告はできるので、
中小企業が、会計事務所と税理士事務所の違いを強く意識する必要が
あるかと言われると、あまりないです。

最終的には、職業よりもその方の人間性で判断するのも良いと思います。